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アートの力で、すべての人が輝ける社会へ

障がいのある方が描くアートには、
特別な感性や、
見る人の心を揺さぶる力があります。

私たちは、その表現に
“社会とつながる力”があると信じています。

このページでは、障がい者アートの背景と、
私たちが取り組む活動についてご紹介します。

Missing

足りないこと

広がりはじめた注目、
でも、まだまだ足りないこと

近年、障がい者アートへの注目は
少しずつ高まっています。
しかし実際には、次のような課題が残されています、

私たちは、これらの課題を「共感」と「行動」で
少しずつ変えていきたいと考えています。

発表の場が少ない発表の場が少ない

障がいのある方が制作した作品は、その多くが施設内や限られた範囲で保管され、社会に発信される機会がほとんどありません。才能があっても見てもらえる場がなければ、評価も成長も難しいのが現実です。TOMORUは、そうした表現を社会につなげる“発表の場”を一つでも多く増やしていきたいと考えています。

報酬が発生しにくい報酬が発生しにくい

障がいのある方の創作活動は、趣味やリハビリとみなされ、正当な対価が支払われないケースが多くあります。いくら作品が評価されても、経済的な自立には結びつかないことが少なくありません。TOMORUでは、作品を“仕事”として捉え、報酬の仕組みを整えることで、安心して創作を続けられる環境をつくっています。

社会との接点不足社会との接点不足

障がいのある方の表現は、福祉施設の中だけで完結してしまうことが多く、社会の目に触れる機会が限られています。その結果、偏見や距離感が残り続けてしまう現状があります。
TOMORUは、アートを通じて社会とアーティストが自然につながる場を増やし、“共に生きる”実感が生まれる社会を目指しています。

Purpose of establishment

設立主旨

見えにくい声に、光をあてる。
つながりの灯をともす。

障がいのあるアーティストの魂を込めた表現が
埋もれてしまう現状に対し、
TOMORUはアートを通じて
社会との対話とつながりを生み出す場を広げ、
誰もが可能性を照らし合える
未来を目指して活動しています。

発起人からのご挨拶

理事:橘 潔

Kiyoshi Tachibana

<一歩進んだ福祉モデルへ>

私たちは、これまでの与えられるだけという一方通行の福祉モデルから、一歩進んだ自立可能な福祉モデルを目指しています。そのために次のことが必要と考えます。

① 障害を個性としてとらえ、それを生かし伸ばす。
② ただ経済的支援を与えるのではなく、彼らの才能を活用して、自ら経済的自立を果たせる環境を提供する。
③ 発信力など彼らに不足する部分は、強みをもった団体と連携しながら提供して行く。

簡単なことではありませんが、障害者(特に知的障害者)の描くアート作品に新たな価値を見出す世界が実現できれば十分な可能性を秘めています。インターネットで瞬時に必要な情報が手に入る現代、我々に求められているのは「一人で全てを担うのではなく、役割を担える仲間が連携して担当する」こそが重要だと考えています

具体的には、役割ごとに、
「障害者アーティスト」  特異な絵の才能を発揮してもらう人。
「私たち(発信者)」  描かれた作品を発信する場を提供し、必要とする企業に届ける人。
「企業・団体様」  作品を利用し新たな価値を生み出す人。
といった具合です。

私たちは発信者として、彼らの作品の芸術的価値を発信し、作品を活用したい企業と橋渡しを行います。これを継続することで「支援から自立へと変わる」と考えています。皆様と共にそんな社会が実現できればこれ以上の喜びはありません。

理事:大田 浩司

Kouji Ohta

<障がい者が自らの才能によって自立できる社会を実現したい>

私が初めて、障がいのあるアーティストのことを知ったのは認定NPO法人あいアイが運営している就労継続支援B型施設でした。絵を描くことに集中して懸命に創作活動をされる姿、作品も詳細な筆さばきの絵や個性的な色合い、大胆な構図の絵など様々な絵を観て、衝撃を感じたことを覚えています。

障がい者の描くアート作品は、どれも個性的で、見る人の心を惹きつける不思議な魅力にあふれています。しかし、これらの作品は一般の多くの方々が目にする機会や作品を購入する機会が少なく、必然的に障がい者が安定的な収入を得ることは難しくなっているのが現状です。
例えば、B型作業所における東京都の目標工賃は21,000円ですが、私の知る芸術系の作業所においては、5,000円にすら届いていません。 私たちは、この現状を少しでも改善したいと思っています。

才能を持つ障がい者が描く素晴らしいアート作品を社会へ届け、障がい者自らの能力で自立できるように人と人をつなぎ、経済的・社会的な自立が果たせる環境づくりを目指し、支援活動を進めて参ります。

どうぞ、皆様のご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

理事:木下 拓士

Takuo Kinoshita

<眠っている才能を届けたい>

私が、あいアイ美術館の粟田館長とお会いしたのは2007年のことです。それまでは障がい者アートに触れる機会など全くなかった私ですが、「障害は個性」と真剣に向き合う館長の熱意と、アーティストらが生み出す作品のスケールの大きさに深く感銘を受けました。

現在、あいアイ美術館には約5万点にも及ぶ素晴らしい作品が収蔵されています。しかしながら、その作品を十分に発信するためのリソースや環境が整っていないことが非常に残念です。これまで取引のある企業もご紹介しましたが、やはり自ら動くことの重要性を痛感しています。

これらの圧倒的な作品群を見るたびに、私は心から感じるのです。これらの作品を世の中に知らせることは、私たちの責務だと。そして、これらの作品を放置することは、罪深いことだと考えています。

企業人としては定年を迎える年齢となりましたが、80歳を超えて今なお精力的に活動を続ける粟田館長にお会いすると年齢を言い訳にすることは出来ません。
今後の人生のライフワークとして、これまでのビジネス経験や人脈なども交え、障害を持ったアーティスト達の自立支援に携わっていきたいと思っています。

この事業を通じて、多くの方々に障害者アートの魅力を伝え、また、それを描くアーティスト達の現状を知ってもらうことで社会の理解と支援を広げていくことを目指しております。

どうぞ、温かいご支援のほど、よろしくお願い申し上げます

Attempt

TOMORIの試み

特別な能力を、社会に届けるしくみ

TOMORUは、障がいのある方のアートを、
作品として社会に届ける
仕組みをつくっています。

レンタルや展示を通じて、多くの人がその特別な能力に
触れることで、共感や対話が生まれます。

収益はアーティストへ還元され、創作の継続や
自立の一歩へとつながっていきます。

  • ・作品の展示・レンタルを通じて、
    日常の中にアートを届ける
  • ・作品の利用から得られた収益は、
    アーティスト本人や支援団体へ報酬として還元
  • ・地域や企業との連携で、“ちがい”を力に変える
    共創の場をつくる

Activity Report

活動レポート

「届ける・支える・広げる」
TOMORUの活動レポート

TOMORUが関わる「普及啓発」「経済的支援」
「就労支援」の3つの分野での取り組みを
ご紹介します。

アートを通じて社会とのつながりを広げる
活動の記録です。

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